仕事に休憩時間は欠かせない
たとえアルバイトだったとしても正社員と同様に、労働基準法によって「1週間40時間、1日8時間」と定められています。しかし、アルバイトはそれほど長い勤務時間ではありません。3時間から7時間程度でしょう。そこで気になってしまうのが休憩時間です。
休憩無しで仕事をしてしまうと、かえって作業効率が下がってしまうもの。それでは、アルバイトの場合はどの程度の休憩時間がもらえるのでしょうか。
休憩時間は定められている
アルバイトの休憩時間は労働基準法で定められているため、労働時間が6時間を超え、8時間以下の場合は45分の休憩がとれ、労働時間が8時間を超える場合は1時間」の休憩を取ることが出来ます。
しかし、労働時間が6時間以下ですと休憩無しということもあり得るのです。そのため、労働時間の短いアルバイトをやろうと考えている方は注意しましょう。
さらに、労働基準法で定めている休憩時間は、「労働者が労働から完全に離れることが保障されていなければならない」とされています。これはどういったものなのでしょうか。
業種によってはいつ電話があるか分からない場合もあります。こういった場合は待機時間であり労働時間の一種となるので、別途休憩時間を貰うことが出来るのです。
特殊な休憩スタイルもある
アルバイトによっては長時間の休憩が取れない業種もあります。そのため、30分の休憩を2回という場合もあるのです。これに関して労働基準法による厳密な決まりはありませんが、常識の範囲内と考えて良いでしょう。
また、アルバイト先によっては労働時間の間に15分程度の小休憩を設けている場合もあります。これは労働基準法で定められているわけではなく、会社の独自の判断で決められているのです。これはアルバイト先によって異なりますので、事前に確認をしておきましょう。
休憩時間の賃金はどうなっているか
休憩時間は労働基準法によって、労働時間とみなされていません。そのため、基本的に賃金は発生しないと考えましょう。しかし、15分程度の小休憩のですと賃金が発生する場合もあります。
こういった休憩時間や賃金の確認をしていないことで、「休憩時間の賃金が引かれている」、「休憩時間無しで長時間の労働をさせられた」などのトラブルが発生してしまいます。そのため、アルバイトを始める前にそういった部分をしっかりと明示してもらいましょう。これによってトラブルを避けることが出来ます。