仕事選びにおいて最低賃金は重要
アルバイトをする目的はさまざまですが、誰もがお金のことを考えて始めるものです。そのため、まず時給から仕事選びを始める方がほとんどでしょう。
こういったアルバイトの時給は最低賃金というものが定められており、必ず最低賃金以上の時給に設定しなければなりません。この最低賃金とはどのようにして定められているのでしょうか。
最低賃金はどのようにして決まるのか
最低賃金とは最低賃金法という法律によって決められています。これは最低額の賃金を保証することで労働条件を改善して、労働者の生活の向上と労働意欲の向上をさせる意味があります。これは正社員だけではなくアルバイトも同様のことです。
アルバイトの求人票を見ると必ず時給が記載されているため、最低賃金を下回っていないか確認が出来ます。そして、対象となるのは基本的賃金となり賞与や残業代は含まれません。
また、これは都道府県ごとに定められており、自分の住んでいるエリアから電車で隣のエリアへ行くと、給与水準が変わるということあります。
都道府県による最低賃金の違い
こういったものは年度ごとに改定が行われ、一般的に人口の多いエリアが高くなる傾向にあります。地方では700円を切りますが、首都圏や大阪、愛知などは800円以上です。
これを知ると「地方で働くよりも首都圏で働いた方が良いのではないか」と考えてしまいがちですが、そのようなことではありません。首都圏はどうしても家賃などの基本的な生活費が大きくなってしまうため、一概に良いとは言い切れないのです。
しかし、千葉は798円、東京は888円に設定されているため、少し移動するだけで時給が大きく変化する場合もありますので、こういった特殊なエリアに住んでいる方は時給の高いエリアでアルバイトを探しましょう。
特殊条例に該当することも
場合によってはあ特殊条例に該当することもあります。これに該当すると最低賃金を下回ってしまう場合があるのです。これに該当するのは試用期間中や研修期間中の方です。こういった機関の方はまだ仕事が十分に出来ませんので、指導を受けながら仕事をすることになります。そのため、スキルを身につけるまでどうしても賃金が安くなってしまうのです。
また、派遣社員の場合ですとほかの都道府県で仕事をすることもあります。こういった場合は派遣元ではなく、派遣先の都道府県によって設定されている最低賃金が適用されますので注意しましょう。