面白さを重視したアルバイトは長続きします
アルバイトに面白さを求めるのは決して間違ったことではありません。同じ時間働くのであれば、面白くないより面白いもののほうが楽しく長続きするのが人間です。多少時給が良くても自分が面白いと感じられないアルバイトをするよりも、時給はそこそこでも自分にとって面白いバイトをするほうが精神的に充実するでしょう。
仕事の面白さ、とはどこにあるのでしょうか。やはり、自分の興味がある分野や、将来の就職に役立つような分野のものは面白く感じます。反対に、興味がないと思っていた分野でもいざ実際にバイトを経験して、自分に意外と合っているという知らなかった自分の発見につながる場合もあるでしょう。たとえば、自分は引っ込み思案だと思っていたけど意外と接客が得意なことに気づいた、などのケースです。
また、職場の人間関係も大きな影響を与えます。親切で頼れる先輩や気が合う仲間が多くいる職場では多少仕事がハードでもなんとか乗り切れてしまうものです。学生時代のバイトの出会いが一生の友人を見つけるきっかけになることもあります。
アルバイトに何を求めるのか?で変わる選択肢
アルバイトに面白さを求めるのは間違いではないという反面、少しでもお金を稼ぎたいというのであれば仕事の面白さは不要、というのも一つの考え方であることは確かです。
事情があってどうしてもお金が必要な場合には仕事が大変でもある程度まとまった賃金が得られるアルバイトを選ぶのは仕方がないことです。建設現場や工事現場などでの作業アルバイトは肉体労働で大変ハードな仕事ですが、時給は悪くありません。決して面白いという仕事内容ではないですが、短期間で稼ぎたいという場合にはおすすめです。
こういった場合、バイトがつらくても、稼いだお金で○○を買おう、とか、学費を稼ごう、などの目標があればがんばれますし、短期間と割り切れば意外と楽しく乗り切れるものです。
極論をいえば、どんなアルバイトでもそこに面白さを見つけるのは可能であり、働くその人の捉え方次第で、同じ職場でも天国にも地獄にもなりうる、ということになります。
長い視点でバイト選びをするのもオススメ
アルバイトを決める際のポイントは、時給、勤務場所、職種、勤務時間、などがありますが、やはりお金に目が行きがちです。
急にお金が必要になった、などの切羽詰った場合は別ですが、学生時代のアルバイトなどの場合、時給よりもその中身、つまり面白さで選んだほうが長い目で見るとお得な場合があります。つまり例えば100円時給が安くても好きな職種のバイトを選んだほうが、数年その仕事を経験することで将来の就職に役立つ可能性があり、結果的には得をする、ということです。
アルバイトで得る経験はお金には代えられない貴重なものです。さまざまな人と出会い、社会というものの一つの側面を知ることになります。これはお金には代えられないものですが、バイトではさらにその経験に対してお金もいただけるのです。スキルもつきますし自信もできます。したがって、アルバイトはやって損はありませんし、面白さを求めるならばそれを追求するのもよいでしょう。
いざ就職するときの企業選びに大きな助けになりますし、就職活動でもアルバイトの仕事経験が自分に自信を与えてくれるでしょう。