「生活費を稼ぐため」はアルバイトの立派な志望動機です
アルバイトの目的は、社会経験をするため、や、興味がある仕事だったから、などというものはもちろんありますが、誰にとってもまず「お金を稼ぐこと」が一番の目的ではないでしょうか。これは、働く側だけでなく、雇う側も十分に承知していることです。誰でも生活費がなければ生きていけません。ですので、堂々と、生活費を稼ぐためにアルバイトをしましょう。
アルバイトの面接で、志望動機を尋ねられることもあまりないと考えてよいでしょう。履歴書に一生懸命志望の動機を書いていっても、なんの質疑応答もなく拍子抜けした、という経験談はよく聞きます。これは就職活動や転職活動と全く違う点です。
もしも雇用側に「なぜこのアルバイトを選んだのですか?」と訊かれたら、「学費を稼ぎたいので」や「経済的に必要に迫られて」と答えても悪い印象は与えないでしょう。もちろん、就職活動でこのような返答は最悪ですので注意してください。
生活費のためにアルバイトをする人は多い
特に大学生で、教育方針や経済的な事情から親から十分な仕送りをもらっていない学生は生活費はアルバイトによる収入が頼りになります。さらに学費もアルバイトによって賄っているケースは少なくありません。特に、実家を出て下宿先から大学に通っている人たちは実家暮らしよりも家賃や食費、光熱費などの生活費の負担がとても多くなります。
奨学金をもらっている場合には返済がありますし、私立大学の場合はお金の負担がさらに多くなります。そこで学業をしながらも生活費のためにバイトをせざるを得なくなります。
学業と両立しながら生活費のために割り切ってバイト、というと大変ですし苦労も多いです。ただ、その経験を通してお金を稼ぐことの大変さや社会の現実、そして自立心が生まれ、人間として大きく成長することができるでしょう。
生活費のためのバイトから将来の希望が生まれることも
はじめはひたすら、生活費を稼ぐ、それだけのために割り切ってアルバイトをしていても、いつしかそこから働く喜びや気の合う仲間との友情が生まれることもあるでしょう。お互いに必要に迫られてバイトをしている者同士、分かち合える気持ちというものがあるものです。
また、バイトでの経験から自分の適性や将来の職業への希望が見えてくることは少なくありません。半ば強制的にせざるを得なかったバイトから思いもしなかった将来の展望が開けることもあるのです。
生活費のためにバイトができる状況にあるのは素晴らしいことです。気にせずにどんどん挑戦していきましょう。