アルバイトでの失敗は誰でも経験するもの。だからと言ってやらかしてしまった時には誰だって落ち込みますよね。
私も飲食店のアルバイトでお客様に飲み物をかけてしまい、本当に申し訳ない思いの一方で穴があったら入りたい、今すぐ帰りたいなんて思いをしたものです。
そんな私も飲食店の店長を務めるようになり、これまでアルバイトさんのたくさんの失敗を目にしてきました。今日は店長視点からアルバイトで失敗してしまった時、特に想定される、飲み物をかけてしまった等お客様に迷惑をかけてしまった時の対処法をお話ししたいと思います。
まず一番してはいけないことは、勝手に自分の判断で対処しようとしてしまうことですね。これは失敗の大小にかかわらず、上司に即座に報告しなければならないと皆わかっているとは思うのですが、思わぬ失敗で頭が真っ白になってしまい、思わずクリーニングやお金のことを口にしてしまうアルバイトさんも実際にいました。
まずは頭の中を落ち着かせることが大切ですね。お客様を案じる言葉をかけ、すぐ責任者に報告しましょう。あとは責任者が対応してくれますので、迷惑をかけてしまったお客様に精一杯お詫びの気持ちを見せましょう。
やらかしてしまってバツが悪い、カッコ悪いという気持ちも誰にでもあると思いますが、自分の失敗を素直に認め、フォローしてくれた上司や仲間にもお礼を言ってあとは自分の仕事を誠心誠意行うことが一番大切です。
上司に怒られることも当然あるでしょうし、忙しい時などに感情的になってしまう人もいるでしょうから、キツイ言葉を浴びせられて嫌な思いをすることもあるかもしれません。しかしそれは自分の失敗のせい、むしろ自分の成長のチャンスだと思ってと素直に受け止めましょう。
無理に挽回しよう、いいところを見せようと考えずに周りに頼る気持ちも大切です。プライドの高いベテランで仕事ができる人が自分の失敗を取り戻そうと一人で躍起になって空回り、孤立するようなケースもよく見られます。
なぜ失敗してしまったのかしっかりと考え、失敗を繰り返さないように真剣に取り組む、失敗を受け止めて、負けずに自分の仕事に誠意をもって取り組む、そういう姿は周りから見てもとても恰好よく見えるものです。
もちろんふざけた勤務態度、だらだらとした働きぶりの人がやらかしてしまったら、誰でもふざけるなってなりますよね。普段からの仕事に対する姿勢がこういうときにモノをいうものですよ。