正社員になるための方法のひとつとして、正社員登用制度があります。アルバイトやパートから、正社員へ雇用されることを狙う方法です。
この方法のメリットは、仕事を覚えながら社員になれるため、改めて仕事を覚える必要がないということ、働き続けた職場で働けるので、新しい環境になれる必要がないということ、アルバイトでお金をもらうことができるので、就職にかかるお金が必要ないということが挙げられます。
デメリットとしては、正社員登用制度がない会社ではこの方法で正社員になることができないということ、早いうちに正社員にならなければ、正社員登用制度を利用できなくなる可能性があることが挙げられます。また、ごくまれに正社員登用制度を利用しなければ正社員になることができない会社も存在します。
正社員登用制度を利用する場合は、まず働く前に会社の雰囲気、社風、教育制度、求める人物像、保険、年金制度、離職率など、その会社の環境や制度を調べる必要があります。そして、正社員登用制度があるのか、しっかりと調べる必要があります。正社員登用制度がなければ正社員を狙うことすらできません。
面接の際にはっきりと意志を伝える必要があります。将来はこの会社で働き続けたいという意志を明確に伝えなければ、後で伝えても印象が悪くなるケースがあります。
そして、実際に働いてからは、他のアルバイトと差をつけて、正社員として雇用してもいいという印象を与えなければなりません。何もしない時間をつくらないことを意識する必要があります。
何をすればわからないことがあれば何をすればよいのか、上司に確認をとるなどして、何もしない人という印象を与えないことが大切です。また、仕事をすぐに覚えることも、いい印象を与える上で重要な要素です。メモ帳を持ち歩き、一回言われた仕事をすぐに記録し、3回くらいまでには覚えるなど、とにかく他のアルバイトよりも早く仕事を覚えることが優先されます。
自分から積極的にあいさつをする、わかっていないことを「わかりました」と返事をしない、ミスをしても言い訳をせず、ミスの原因とどうすればよかったかを説明して謝る、早歩きをしてのんきな印象を与えないなど、やる気があるという印象を上司に与えていく積み重ねが大事なのです。
その他には、報告、連絡、相談のいわゆるホウレンソウを毎回きちんと行う、クレームを更新し、どう対処するかを提案していく、関連業種の本を読んで勉強するなどが、正社員登用制度を狙う上で効果的な方法として挙げられます。
