アルバイトを始めるとき、勤務先選びのポイントとして身なりに関することは見逃せません。学生さんなどおしゃれに気をつかいたい年頃ではなおさらですよね。「ついこないだ美容室に行ってきたのに、出勤早々髪の色を注意された」やる気は十分だったのに、せっかくの職場デビューを台無しにしてしまうかもしれません。今回はそんなトラブルを事前に回避するポイントをご紹介します。
まず、アルバイト先を決める条件の優先順位を整理しましょう。お給料、仕事内容、勤務地やシフトの融通など、茶髪や金髪が認められるかどうかだけでなく、アルバイト選びの決め手はたくさんあるはずです。お給料やその他の条件にひかれるのであれば、髪の色なんて気にしなくてもいいかなと思えるかもしれません。職場選びの前に、どうしても優先したい条件をもう一度整理しておきしょう。
候補に挙がった勤務先があれば、勤務規定を事前に調べておくのが無難です。「私にはやる気があるから、髪の毛の色なんか関係ありません」と思う方がいるかもしれません。熱意があるに越したことはありませんが、会社の一員として働く以上、ルールの例外はあり得ません。採用面接に行ってから知るようではお互いに時間を無駄にしてしまいますので、できる限り前もって確認するようにしましょう。
それでもやはり茶髪・金髪を譲れないのであれば、できる限り時間をかけて仕事探しをしましょう。代表的なものは接客以外のお仕事です。直接お客さんに接することのない職場や仕事であれば、身なりのルールはさほど厳しくない場合がほとんどです。
また、希望する仕事内容があるのであれば、業界の中で複数の会社を見比べるのも有効です。学生アルバイトの多い塾講師などが良い例です。教育に関する仕事柄、スーツ着用など身なりに厳しい塾・予備校の多い一方で、多少の染髪はOKとしている場合があります。
自宅周辺にある中小企業もアルバイト探しの選択肢に入れてみましょう。思いの外、勤務規定は緩やかであったりする場合があります。勤務条件のぴったり合う会社が実は身近な場所にあるかもしれません。都道府県内のアルバイトを専門に扱う仲介企業もありますので、大手の仲介企業と合わせてもチェックするのが良いでしょう。
アルバイトを始めようとするときは、やる気があるゆえに手早く仕事を決めてしまいたくなりがちです。ですが、気持ち良く働き続けるためには、自分の求める条件に合っているかどうかが最も重要です。はやる気持ちを抑えてじっくり仕事探しをしてみて下さいね。