アルバイト経験は就職活動のアピール材料となるのか?

就職活動
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学生がアルバイトを始めるのは高校2年生頃からが多いようです。
大学2年生になると9割程度の学生が経験しており、勉強とアルバイトそしてサークル活動が学生のライフサイクルになっています。

自分でお金を稼ぐ経験をすることはプラスになることが多いですよね。
まずお金の有難みを理解出来るようになり、ご両親に感謝するきっかけになるでしょう。
また仕事に対する責任感も芽生えます。
自分が出勤して役割をこなさいと迷惑がかかる、といった当たり前のことを学生の内に身に付けた方が良いですよね。
授業を欠席したり遅刻しても自分が後に困るだけで他人は困りません。
アルバイトだからこそ迷惑もかかるし、叱られるのです。

人によって選ぶ職種は様々ですが、こうしたアルバイト経験を就職活動でアピールする大学生は半数以上にのぼります。
学歴や成績は書類を見れば確認出来るので、企業側が面接で見たいものはその人の人柄ややる気、可能性といったものになります。つまり上手にアルバイト経験をアピールできれば、自分の人柄やコミュニケーション能力を表現出来る材料にはなるでしょう。

ただそこで必要になのはあくまでアルバイト経験から見えるその人自身なのです。
単に「こんな仕事をしてきました」だけでは全く通用しませんし、実際に就職活動においてアルバイト経験を参考にしないという採用担当者もいます。
そういった人達は前述した、単に経験だけを羅列するようなアピールを否定しているのだと思われます。

ではどのようにアルバイト経験をアピール材料にすれば良いのでしょうか。
いくつかポイントがありますが、その経験を通じて得たことや思考、問題解決のプロセスといったものを論理的に表現出来ると評価は高くなります。

例えばアルバイト先のカフェの売り上げが落ち込んでいるので、黒板アートの導入を店長に進言した。
黒板アートの経験はなかったので、独学で習得し自分で作製するようになり女性客が急増した、といったような具体性のあるエピソードは、積極性や問題意識の高さ、職務以上をこなそうとするやる気をアピール出来ますよね。

成果だけでなく感じたことを社会問題に結び付け、さらにその企業の志望動機に繋げていくことも有効です。
携帯端末を販売していたならば、お年寄りがスマホに拒否反応を示す、実際に購入しても使いこなせない、といった現実を目の当たりにしています。経済的には余裕があるのに、利便性の高いものを使いこなせていない。
そこに上手く食い込んでいけるサービスがないかを考えた、といった感じに話を展開させていけます。

このように単なる与えられた仕事をこなすだけでなく、そこから何かを考えて実行した経験ならばアピールになり得るのです。
どんな職業であっても意識すれば見えてくるものはあります。
仕事をする際に必要なのはそういった意識や気遣いの出来る人なので、アルバイトでも責任を持って仕事に取り組んでみましょう。

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