アルバイトとして働くと毎月給料をもらうことが出来ます。初めてのアルバイトの場合、その金額に喜びを感じることもあるでしょう。しかしその様にして仕事をする場合、収入に応じて支払わなければならない税金があるということを忘れてはなりません。
働き始めた最初の年はその様な税金のことを意識する機会は非常に少ないと言えますが、二年目からは前年度の収入に応じた住民税の支払いが始まる仕組みが存在しています。そのため思いもよらない税金の支払いが始まると感じる人が少なくないのです。アルバイトの場合には特別徴収ではなく自分で税金を支払う仕組みになっていることが少なくありません。そのためある日突然自宅に税金の支払いのための書類が届くことになり、驚くことになるのです。
この様な仕組みについては説明をしてもらえるのが一般的ではありますが、税金は勿論のこと働いたことさえ初めてであるアルバイトの場合には忘れがちな話であると言えるでしょう。例え聞いていたとしても中々意識することが難しいと言えるかもしれません。これは意外なことでもなんでもなく社会の仕組みであるということを受け入れるには少し時間がかかるかもしれませんが、間違いなく全ての労働者を対象としている社会の仕組みなのです。
学生時代に十分なバイト経験を持つ機会に恵まれなかった場合は、企業に就職してからその様な仕組みの中に組み込まれることになる場合があります。会社の場合は特別徴収と言って給与から天引きするのが一般的な対応であるため、新入社員の時の方が二年目よりも給料が高くなるという不思議なことも起こり得ると言えるでしょう。
この様にアルバイトの身分の際に忘れがちとなる税金には住民税があります。これは住所を置いている地域によって定められた税金であり、収入に基づいて支払う金額が決まります。そのためアルバイト先等は収入に関する情報を住所のある役場に報告する義務を持っています。その様な仕組みによって各種の税金は未納が無いように管理されるのです。
給与天引きとならないアルバイトの場合、自宅に届いた納税のための書類を無視してしまうと脱税となりますので注意しなければなりません。収入の記録は全て記録されていますので、支払わないことは将来的な不利益に直結することになります。そのため遅滞なく支払う様にすることが大切であると言えるでしょう。アルバイトであっても対象外になることはありません。