アルバイトに応募するときに求められる書類のひとつは履歴書です。学歴や職歴、資格などのほかに志望動機を書く欄があり、採用担当者が応募者のやる気や人柄を見るために大切な項目です。
正社員の面接だと学歴重視だったり資格の有無が採用を左右することがありますが、アルバイトの場合は本人の仕事への熱意が重要視されるので、学歴が高くなかったり資格が何もなくても志望動機がしっかりしていれば見事に採用されるケースも少なくありません。
履歴書に志望動機を書く際にはいくつかのポイントがあります。誤字脱字に気を付けるのときれいな字で読みやすく書くことは言うまでもありませんが、文章が硬くなりすぎたり逆にゆるすぎたり口語体だったりするのもよくないので気をつけましょう。
その会社を志望するきっかけになったエピソードなどは担当者の興味を引いて印象に残るのでとても大切です。例えば、以前客として来店したときにお店の雰囲気がとてもよかったのでここで働いてみたいと思ったことや、昔からそのお店やブランドのファンで商品やサービスに詳しいこと、同じジャンルのお店で働いたことがあり職場経験が豊富なこと、自分の得意な分野の仕事なので特技を活かせると思ったことなどポジティブで前向きな印象を与える動機は信憑性があって自分の意志をしっかり伝えることができます。
具体的な体験談は特におすすめで、客としてサービスを利用したときにスタッフに優しく対応してもらったことや料理が素晴らしかったこと、助けてもらったことなどを書くと担当者にやる気が伝わります。採用担当者は会社をアピールして喜んで働いてくれる人材を探しているので、その会社のことが好きでここで働けるのが夢だった、というような心構えのアルバイト社員を欲しがります。志望動機で会社のファンであることや自分が受けたサービスを今度はアルバイト社員としてお客様に提供したいなどやる気をアピールすれば採用のきっかけにつながります。
逆に「何となく」「制服がかわいいから」「友達が働いているから」などの適当な志望動機だとやる気がなくてすぐに辞めてしまうと思われるので気をつけましょう。自分の趣味やこれまでの職歴を交えて志望動機を書くのもおすすめで、自分の持っている専門知識や経験、特技などと仕事の内容が一致すれば即戦力になる人材として見てもらえます。
アルバイトの履歴書を書く際にはこれらのポイントを上手に取り入れて担当者の目に留まるような文章を組み立てましょう。