アルバイトを長く続けていると時給アップを期待するのは当然のことです。
しかし、自分から責任者である上司に対して時給アップを口にするタイミング次第で相手に不快感を与えてしまったり、マイナスの印象を与えて逆効果となってしまうリスクがあります。
だからといって、上から言われるまで黙ったままでいると、他の社員や派遣社員などがいるような職場ではアルバイトの扱いが一番後回しという可能性も出てくるため、何も言わないでいるのも問題です。
では、アルバイトが時給アップの交渉を円滑に行うためにはどのようにすればいいのでしょう。そのポイントはタイミングと人間関係です。
まずタイミングですが、時給アップの交渉がしやすい時期というのを見極めることが大切です。
例えば、進学や就職などでアルバイトの入れ替わりが起きる春はどこも人手不足となりますので、長く働いているアルバイターの流出は避けたいタイミングといえます。
また契約制の場合は、契約終了や更新をする時期が時給アップの交渉をする最高のタイミングといえるでしょう。
ただし、どちらのタイミングでも自分がその職場で認められるような働き方をしていなければ意味がありません。
ただ長く働き続けているからといって、なんの戦力にならない、結果を残していないというような場合は、タイミングを見計らって時給アップの交渉をしても上手くいく可能性は低いといえます。
時給アップを望むのであれば、アルバイトといえども評価せざるを得ない働きぶりを責任者である上司に見せることも必要なのです。
またここでもう一つのコツである人間関係が重要になってきます。
アルバイトの評価をするのはロボットではなく人間です。そのため、どうしても普段の人間関係が評価に影響を与えてきます。
どれだけ仕事が出来ても、職場の人間関係を悪化させるような態度をとっている人に対して、責任者である上司がいい評価を与えるかどうかは微妙なところでしょう。
もちろん職場の全ての人間に対していい顔をしなければいけないというワケではありませんが、仕事に支障が出ない良好な関係性を保つことは必要です。
特に責任者である上司との関係性は重要で、仕事の面で上司から頼られる存在になっていると、信頼するアルバイトを手放したくないと思うのは当然のことで時給アップの交渉はスムーズに行えるはずです。
このようにアルバイトが時給アップを交渉するうえで大切なことは、ただ長く働き続けていることがポイントではなく、交渉を切り出すタイミングや人間関係が大きなポイントなのです。
