学生がアルバイトと就活・授業を両立するための大切なポイント

アルバイトと就活・授業の両立に苦しんでいる方も多いでしょう。どのように両立させればよいでしょうか？その実践的方法を説明します。

まず一番重要なことは、自分の中で優先順位をはっきりさせておくことです。

自分にとっての優先度を決めよう

最優先は、単位を確保して確実に卒業できるようにすること、次に、就職活動によりよい企業の内定をとること、最後に、アルバイトです。この順番を間違えている学生がかなりいますが、ダメージは計り知れません。

仮に内定しても、卒業できなければ内定取り消しになることが多いので、確実に卒業することが最優先です。ただし、授業への出席の要否や重要性は、講義や担当教授によるので、そこはよく見極める必要があります。

また、アルバイトで１００万円くらい多くかせいだところで、卒業できずに留年してしまったり、内定がうまくとれなかったりしたら、元も子もありません。この優先順位を、自分の中ではっきりさせた上で、ギリギリの判断を迫られたら、優先順位に沿って、行動を選択しましょう。

ただ、たいていの場合は、両立させることが可能ですから、その方法を説明します。まず、スケジュールをしっかりたてましょう。スケジュールアプリなどで視覚化することが大変有益です。

スケジュールをしっかり管理できれば、この日はアルバイトがあるので、レポートは前倒しでやらなければいけない、といったことがわかり、両立しやすくなります。

この月は、就職活動が大変になるから、バイトはおさえめにしよう、といったことが、あらかじめ認識できます。

次に、大学の友人とネットワークを作り、授業の負担を軽減することも有用です。どのくらい出席することが必要なのか、単位をとるためにはどのような対策が必要なのか、これらの情報をネットワークを通じて入手できれば、授業の負担をかなり軽くでき、その分、アルバイトや就職活動に労力を割くことが可能になるでしょう。

なお、大学の授業の中には真剣に取り組むべき有益なものもありますから、なんでも最低限の労力で単位をとればよい、というものではないことにも注意しましょう。

グローバルに活躍できる基礎力を培うために有益だと判断できる授業であれば、真剣に取り組むべきです。なお、大学でのネットワークは、就職活動での情報戦にも有益であることは論を待ちません。

いずれにせよ、情報をしっかり入手して、効率化できることは効率化し、かつ着実に社会人の基礎力を身に着けることが重要なポイントです。