源泉徴収されない程度に働くアルバイト

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アルバイトでも正社員でも、一定の収入を超えると毎月の給与から所得税が控除されます。

源泉徴収とは、月額の給与額から年間の収入を予測して先取りで徴収することです。
もちろん予測で算出した金額であるため、1年の終わりに年収が確定した時点では必ず差異が発生します。多く徴収されている場合は還付し、不足している場合は徴収しますが、これはわたしたちにも耳馴れた「年末調整」と呼ばれるものです。

所得税は所得を得ることにかかる税金ですから、所得を多く得るほどに納税額も増えていきます。同じ職場で同じ給与条件で働くアルバイトでも、給与明細を確認すると所得税を源泉徴収されている人と、されていない人がいるとします。

これは月の勤務時間の合計によって、給与所得に差があったためだと考えられます。
所得税を源泉徴収されるかどうかは、月に8万円程度以上働くかどうかで判断して良いでしょう。

せっかく働いて得た給与から税金を引かれるということは誰しも不本意であることは間違いありませんが、納税は憲法にも定められている通り、わたしたち日本人にとって国民の義務なのです。

月に8万円程度の収入で生活が成り立つという人は割合的に少ないでしょう。自分で生計をたてているならばほぼ不可能と言えます。しかし配偶者がいて、その扶養に入っている奥さまや実家暮らしの学生さんなどであれば、月収をある程度コントロールできるかもしれません。

所得税を源泉徴収されないようにする方法として、月に7万円程度の月収になるような働き方を選ぶという選択肢もあるでしょう。また、毎月の給与から徴収されるものは所得税だけではないということも覚えておきましょう。
給与明細の控除欄を確認すると自分の給与から何がいくら引かれているかを知ることができます。その中にある社会保険料とは、健康保険、年金保険、雇用保険などで、これらの総称が社会保険と呼ばれるものです。

家族の扶養に入っている人では健康保険と年金保険が控除されることはありませんが、雇用保険は働く人ひとりずつにかけられる保険です。退職したあとに職安で給付金を支給してもらう、所謂失業保険というとわかりやすいかもしれません。これは毎月の収入額に応じて計算された金額が控除されるものです。雇用保険に入っていないという場合は、失業後この給付金を受け取る資格も当然ありません。パートタイマーであっても、アルバイトであっても、一定の条件で資格を取得することができますので、自分も該当するかどうか、そして加入されているのかを確認しておくことが大切です。

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