最近、「ブラックバイト」などが非常に注目されていますが、それ以外の優良企業でアルバイトをしていたとしても「アルバイトが辛くて辞めたい」と思ってしまう瞬間はあります。どれだけ環境が良くとも、ちょっとしたきっかけで勤務することが苦痛に感じてしまう可能性はあるので、もしもそのような状況に陥ってしまったのであれば、「思い切って辞めてしまう」という判断も有効です。
どうしてもアルバイトが辛い時、まずは「なぜそう感じるのか」を客観的かつ具体的に整理することは対処法として非常に有効です。アルバイトが辛いと感じる理由は人それぞれ千差万別である為、必ずしも相談したから解決するというものでもありません。「いつまでも昇給しない」といった理由であれば相談によって解決出来る可能性は十分にありますが、特に「人間関係」に起因する場合は非常に解決が難しい問題と言えます。
学生がアルバイトをしている場合、フリーターとしてアルバイトをしている場合、副業としてアルバイトをしている場合など、それぞれの状況によっても判断の重要性は変わってきます。仕送りの他に余裕を持つ為に行う学生アルバイトや、他に収入がある人が行う副業バイトの場合、仮に一時収入が無くなってしまってもそれ程影響が出ないという可能性があります。しかし、そのアルバイトによって生活を成り立たせているというフリーターなどは、仮にアルバイトが苦痛に感じてしまっていても「おいそれと辞める訳にはいかない」という状況にある可能性も高くなり、我慢してアルバイトを続けるという判断をしてしまう可能性が高くなります。当然、生活が出来なくなってしまっては仕方がないのですが、そういった状況を理由にして苦痛であるアルバイトを継続していくことにはメリットが無い為、すぐには辞めないながらも他のアルバイトを探すと言ったアクションは起こした方が良いです。
基本的に、「アルバイトなのだから自由に辞めることが出来る」と考えていて問題はありません。しかし、自分勝手で理不尽な理由でアルバイトを辞めてしまうことにはメリットが無い為、時には「我慢して続けることで得られるメリットの方が大きい」という場合もあります。特に、「仕事内容がハードすぎる」、「人間関係が上手くいかない」と言った状況の場合、その状況を打開する為の工夫や努力をしたことによって、その場の環境が改善されるだけでなく将来的にプラスになる考え方や能力を身に着けることが出来る可能性もあります。
