パートやアルバイトで厚生年金に加入するメリットと条件

働き方の知識
スポンサーリンク

社会保険や厚生年金の加入というと、正社員や派遣社員の人ではないから、アルバイトの自分には関係ないことだと思ってしまいがちですよね。まして、ご主人に扶養されている場合には、手続きも大変なので、入りたくないという方も多いと思います。しかし、アルバイトやパートでも、社会保険や厚生年金に加入することで、さまざまなメリットがあるということをご存知でしょうか?

パートやアルバイトの場合でも、1日または、1週間の労働時間および1か月の所定労働日数が、勤務先の正社員の4/3以上ある場合には、社会保険に加入させる必要があり、保険料は、事業主と労働者が折半での負担とすることが、法律で定められています。勤務時間などは、就業先によって異なってくると思いますが、およそ週30時間以上、月の場合は120時間以上勤務している場合には、条件を満たしていると言えます。

厚生年金に加入した場合の一番身近なメリットは、保険料を勤務先が半分負担してくれるということです。もちろん、お給料の中から毎月の保険料が天引きされますので、手取りは減ってしまうため、なんだか損をしたような気持ちになるかもしれませんが、加入をしていない場合には、毎年送られてくる「国民健康保険」と「国民年金」を、手取りの中から自分で全額支払わなければなりませんので、もっと高額の保険料になってしまいます。本来なら全額支払うはずの保険料を、勤務先が半分保険料を負担してくれるのですから、加入している方が断然お得です。

また、社会保険に加入している場合には、保険証を作ってもらえますので、医療費の負担額は安くなりますし、労災保険なども適用されますので、通勤中や勤務時間内のケガや事故に遭った際にも、治療費を支払ってもらえるようになります。

また、加入している会社の福利厚生が充実していれば、お得にスポーツ施設や宿泊施設、レストランなどを利用することが出来る場合もあります。アルバイトやパートのお仕事を探していて、求人情報に「社保完備」と記載されている場合には、条件さえ満たせば保険への加入ができますので、面接の際に詳しい内容を確認してみるのも良いでしょう。

勤務先が個人事業主などの場合には、さまざまなケースが想定されますが、条件を満たしているのに、保険への加入をさせてくれないという場合には、法律違反にあたる場合がありますので、一度労働基準監督署へ相談をしてみると良いでしょう。

タイトルとURLをコピーしました