アルバイトの雇用契約書を提出するときに特に目を通しておくべき記載事項を知っておこう

働き方の知識
スポンサーリンク

契約社会の国々では、パートやアルバイトを雇い入れる際に雇用契約書や労働条件通知書を交付するのが通例となっています。日本では、雇用契約は書面で行っても、口頭で行っても成立しますが、口頭で実施すると後々トラブルが生じたときに解決が困難になる可能性があるため、書面で契約を締結するのが一般的です。

また、労働条件については、労働基準法やパートタイム労働法の規定により労働者に書面で交付する義務があります。雇用契約書は人を雇う際の義務となっている、労働条件の提示と雇用契約を一度に行うための文書です。

アルバイトとして働く人は、記名押印を行い、雇用主に提出する前に雇用契約書に記載されている契約内容に目を通すことは非常に重要です。では、この雇用契約書に目を通す場合には、いったいどのような点に注意すれば良いのでしょうか。

雇用契約書の記載内容における注意点を挙げていくと、まず見るべき記載事項は契約期間です。アルバイトで働くのであれば、契約期間を定めた上で雇用されるのが一般的なので、最初に確認しておきましょう。

また、契約期間は公的保険制度の加入の有無に関係してきます。アルバイトに対しては、労災保険には必ず加入させる義務があるほか、所定労働時間と契約期間が一定以上に達する見込みであれば、雇用保険や厚生年金保険に加入させなければならないことが法律で定められています。このため、社会保険に関する記載が法令通りになっているかどうかの確認も必要といえるでしょう。

次に、仕事内容と就業場所の記載事項に目を通します。このとき、仕事内容や勤務場所が変わる可能性がある旨の記載があるかどうかを確認しておくことが重要です。人事の意識が高い職場であれば、契約期間中に仕事内容や勤務場所が変わる可能性があるときに、トラブルを防ぐために予め契約書にその旨を記載しておくようにしていることが多いからです。

始業時刻や終業時刻、休憩時間などの勤務時間に関する条件や、休日や休暇などに関する条件も重要な記載事項です。労働時間や休憩時間、休暇は、労働基準法によって与えなければならない時間や日数が決まっているので、その通りになっているかどうかを見ておきましょう。また、時間外労働や休日労働は、契約書と実情のかい離が生じやすい部分なので、この部分の記載にも注意が必要です。

賃金の部分については当然のことながら金額を見ることは重要ですが、支給条件なども含めて体系を把握することが重要です。中には、時間外手当や休日手当などを記載することで、給与総額を多めに見せているような所もあるので、詳細までしっかり確認しておきましょう。

契約書の各項目の確認が終わったら、最後に必ず備考欄に目を通します。各項目に記載しきれない細かい内容は、備考欄に記載されることが多いからです。もし、契約に関することで疑問が生じたのであれば、雇用主に尋ねて、可能であれば備考欄に記載してもらっておくと、労務上のトラブルの防止に役立てることができます。

タイトルとURLをコピーしました